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びわ日記

なにげない毎日の出来事を・・・

医者って忙しいんでしょうけれど・・・


母は、カリウム欠乏症で入院した。
入院した日、当直の若い医師は、母は心不全もあるし、いつ何時何があってもおかしくない状態だと言った。
そうなった場合、どこまで処置をするかしつこく聞いてきた。
病室に入ってからも看護士も同じだった。

確かにね・・・
聞いておかないと困るんでしょうね。

でも私たちは戸惑った。
心臓が止まったとか脳溢血だとかそういう状態なら覚悟をしただろうが、母は話も出来た。
最初入った病院から、前入院したことのある今の病院にまた救急車で移動すると言った時も「あの病院はご飯がおいしくないから嫌!」と言った。
「そんなこと言ったって、カルテもあるし、先生が前の病院がいいってよ」と説得した。
それでも「不味いから嫌」と。
それくらい言った人に、延命をどうするか聞かれても・・・
でも、病院ってそういうところなんでしょうね。

母は、入院してから急に具合が悪くなった。
熱が出て、呼吸が酷い状態になった。
最後肺炎になって亡くなる老人は多い、父もそうだった。
母も肺炎?

・・・いや敗血症だった。

菌を突き止め、その菌に効く抗生剤を使ったが効かなかった。
呼吸は益々酷くなり、聞いているのが辛かった。
母はもっと辛かっただろう。
こんなに苦しいんだったら、いっそ楽にしてあげたいと思った。
肺炎だった父の呼吸もゼコゼコして可哀想だったけれど、母のそれはそんなものではなかった。
100mを全速力で走った後のようなゼーゼーがずっと続いた。

あちこちから出血していて、口の中は歯茎にも舌にも血がついていた。
輸血をしたが、価がよくならず、血尿も出て、血が固まらないので腕は痣だらけだった。

もうダメだと思った。
ダメなんだったら、少しでも早くこの苦しみから解放してあげたほうがいいと思った。

その頃、いつも兄が泊まりがけでついていたが、担当の医者から説明を聞くのは、兄だった。
その説明を私に伝えるんだけれど、その時私が兄に質問すると答えられないことがあった。
私は自分が何度か入院したり、家族が入院したり・・・猫の病気のことなどもあって、結構質問するのでそのクセがついている。
母の病院でも看護士さんから「看護士さんですか?」と聞かれた。
自分が入院した時も「医療関係者ですか?」と聞かれた。
「いえいえとんでもない、素人です」と言ったら「またぁ~」と信じてもらえなかったこともある(笑)

兄は、そんな私からの質問が嫌だったらしく、医師からの話しを一緒に聞いて欲しいようだった。

で、一番母が酷い時、データーを見せてもらいながら説明を聞いたことがあった。
その時はよく説明してくれたし、どうして抗生剤が効かないのか分からない・・・と正直に話してくれた。
誠意のある医師だと思った。


その母が、奇跡的によくなったのだ。
敗血症が治ったと言う。
前の説明の時、危篤と言われていた。
その危篤が1週間以上続いた。
だから兄はずっと病院に泊まり、息子も代わって泊まり込んだりした。
でも「今晩が山でしょう」とか「ここ2~3日です」は聞くけれど、危篤が1週間以上って・・・
それだけ医師も分からなかったんでしょうね。

それは私たちにとっては嬉しいことだった。
もう何日も口から食べていないけれど、素人故、元気になればまた食べられるようになると思った。
入院する時「この病院はご飯が不味いから嫌」と言ったくらいの母だ。
痩せてはいるけれど、美味しいものを食べるのは好きな人だ。

敗血症には勝ったけれど、母の状態はギリギリのようだ。
医師は次に栄養を摂る手段を提案してきた。
兄が付き添っている時聞いたが、兄は私にも聞いて欲しかったようだ。
私は兄に任せているから、聞かなくてもいいよと言っているんだけれど・・・

で、医師に時間を作ってもらった。
メモを持って、私と兄と夫と三人で医師を待った。
やってきた医師は、最初から先日とは雰囲気が変わっていた。
挨拶しても無視され、目も合わさない。
今後のことについて聞いたが、迷惑そうだった。
「大腸の検査は?」と聞いたら「そんなことしたら死にますよ」。
「他の選択肢はないんですか?」と聞いたら「何もしないという手もある」と。

何もしない・・・
と言うのは、点滴で栄養補給をせず、死を待つと言うことだ。
国は、老人に医療費がかかり過ぎて、出来るだけ延命などせず早く死んで欲しいのだろう。
病院にもそう伝えているだろうし、人間いつかは死ぬんだから、老人は無理なことはせず死ぬべきと医師も思っているに違いない。
父の時もそれは痛切に感じた。

私も無理な延命には賛成は出来ない。
母からも元気な時「延命はしなくていい」と言われていたし。

でも母は、あの聞いているのも辛い呼吸困難から回復したのだ。
意識もある。
酸素マスクをしているから話しは聞きにくいが、話しも出来る。

医師は「何が聞きたいの?」と言う態度だった。
聞いたことには「それは看護士に聞いて」とも言った。

確かに一度兄に説明はしたのだろう。
でもほかの家族が疑問に思ったり、素人故迷ったことがあったら、専門家は説明する義務があるんじゃないだろうか。
私はその態度を見て、この人には聞いても意味がないと悟った。
そして無性に腹が立った。
もうこんなところには居たくない。
でも大人だから、「お忙しいのにありがとうございました」と礼を言った。

忙しいお医者様に、バカな素人が質問して失礼しました。
世の中をしょって立っているくらいの大事なお仕事をされて、時間が足りなくて忙しくて忙しくて仕方ない先生様に、貴重なお時間をとらせて申し訳ありませんでした。
まぁ~そういうことなんだろう。

夫は、医者はお金をもらって「ありがとうございます」と言われいい仕事だと言う。
確かに専門職だから、誰にでも出来ることではない、病気を治したり、死にそうな患者を救ったり、大変だけれどいい仕事だと思う。
私自信、助けてもらったこともある。
だから息子には医者になって欲しかった。
せっかく理系のクラスにいたのに、医者には向いていないと勝手に文転した時はガッカリしたものだ。
息子の友人は、何人も医学部に進み医師になった。

大きな病院は、患者が多くて忙しくて・・・親切な医師もいるだろうが、余裕がなくなる医師もいるのだろう。
でも「先生様」になって欲しくはないと思う。
何様なんだ!と思う。

長々と失礼しました・・・結局は私の愚痴だ。
人間はいつか死ぬ。
そんなことは分かっている。
昔は悲しいかな、姥捨て山なんてものもあった。
生きることは難しいけれど、死ぬのも難しい。

家族はいつもどうしたらいいのか分からなくなる。
父の時も後悔はあった、でも少しずつ時間が解決してくれた。
でも母は今生きている。
あの状態から回復した母は凄い!
だからこそ、もう一度好きなものを食べさせてあげたいと思っている。







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